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貝殻テラス 詩人 Hiroさんの作品紹介 その最中にいるとき・・ [ファミリー]

その最中にいるとき・・



肉体を持ってこの世界で生活している以上、
様々なことの苦しみは、とても耐えがたいものがあります。

しかし、いまは肉体を持って、或いは肉体を使って
今はその苦しいという感情を体験しているのだと、
ある時からそのように捉えられるようになってきました。

あまりに辛い時期が続くと、人はそのことに耐え切れずに
死を選び、この世界に別れを告げる方もあります。

でも、肉体の自分は真の自分ではないのです。
肉体と思考との同一化が、真の自分を知る妨げになっています。

いずれ、肉体も朽ち果ててしまいます。
そのことに恐怖を覚える方もおられます。

苦しみの最中・・・それはあなたが通る必要があって
起きてきた・・・渦中にいるときはとてもそんな捉え方は出来ないものです。

ですが、私は今までの体験から、それはやはり必要があって
起きていると感じています。

その最中にいるときは、恐れや不安、心配・・・まさに暗闇の底、
奈落の底にいるみたいでした。

自分を責め、苦しみもがいて、何もしたくない、消えてしまいたい・・・
でも、明日もそのような状況は続く・・・

しかし、いずれは消え去るものです。この世界はそのような世界です。
苦しみは、実は最高のプレゼントかもしれないのです。
そのような苦しみなくしては、真の実在としてのあなたや私を知る機会は、
一向に訪れないのです。そのために苦しみはあるようです。

そしてそれぞれで違います。ひとりひとりが状況は違いますが、
行き着くところはすべての方々が同じです。

むしろ私は、そのようなシナリオを書いて
この世にわざわざ来たとさえ感じています。

ある、癒しの場で多くの方々との出会いを通じて、
人生の不思議さをつくづく感じています。
すべての出来事は、もしかしたら辛く苦しい時期が
一番大きな収穫を得るチャンスなのかもしれません。

人生で成功することを目標にするよりも、
辛く苦しい経験が自分に何をもたらすのか・・・
そのような捉え方が出来るようになることが実は
本当の意味での成功かもしれないと感じつつあります。

すべては、必要があって起きたこと・・・
本当の意味での成功を得るまでの過程だと・・・

もう、死に対する不安など過去のものとなってしまいました。
ほとんど天涯孤独の私には、気づくことが喜びになりつつあります。

いつかは死に行きます。いつかはこの世ともお別れです。
わずかの期間の人生だけだったのでしょうか・・・
悠久の時を、命を繋いで生きてきたのではないでしょうか・・・

人はどんなに楽しくにぎやかに振舞っていても、たくさんの仲間とともに
楽しく過ごしていても、結局はひとりです。ずっと以前からそうでした。

ひとりという感覚・・・他人は自分ではありません・・・が・・・
その感覚がもしかしたら、すべてはもともとひとつという
そのことを教えているのかもしれません。

辛くても苦しくても、その最中にいるとき、自分を責めないで
生きて行きたいものです。四六時中一緒にいるのは・・・
自分なのですから・・・


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