映画館!シネスコスクリーン視聴会レポート ホームシアター専門店「EioN(えいおん)」 [ファミリー]
これぞ映画館!シネスコスクリーン視聴会レポート
福岡・天神のホームシアター専門店「EioN(えいおん)」
3月20日~22日まで開催した「シネマスコープスクリーン視聴会」
多数のご来場で注目度が高いんだと改めて実感しました。
特に初日はあまりの来場者数でお席に余裕がなく大変申し訳ございませんでした。
さっそくですがインプレを書きたいと思います。
まずはシネマスコープサイズのスクリーンとは?って所ですが、映画館で採用されている横長のスクリーンの事です。
ワイドテレビやスクリーンは16:9というアスペクトですが、映画館は更に横長な2.35:1というアスペクトで上映されています。
それを家庭に導入しよう!という視聴会でした。
シネマスコープサイズについてはウィキペディア(Wikipedia)の解説をご覧にいただければと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E9%9D%A2%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%AF%E3%83%88%E6%AF%94
北米ではホームシアターのトレンドとして脚光を浴びているシネスコサイズですが、字幕を多用する日本では実現には消極的な状況でした。
DVDメディアでの映画は字幕が映像外にはみ出ていた事もひとつの要因です。
しかし、BLU-RAYでは映像内に字幕が入ることが一般的になり(映画コンテンツの場合)、シネスコサイズが注目を浴びてきています。
必要な機器としてシネマスコープサイズのスクリーンも必要ですが、同時に「アナモーフィックレンズ」が必要となります。
メジャーな製品としてschneider(シュナイダー)製アナモーフィックレンズがありますが「カーブド(曲面)スクリーンが必要」「別途映像スケーラーが必要」「レンズの調整がシビア」など設置面と金額の面でもハードルが高い製品でした。
どういう仕組みかというと
■プロジェクターのレンズ前にアナモーフィックレンズを固定する。
■プロジェクターのトリガー端子と結線し、連動を可能にする。
※別途リモコン操作もできるので、必ずではありません。
■プロジェクター側でトリガー設定をし、「Vストレッチ」を「オン」にする。
すると・・・
上記画像左の画像を中央の画像のように垂直方向に伸ばし、アナモーフィックレンズによって右の写真のようにシネスコサイズへ投射します。
この時、「Vストレッチ」をオンにするとトリガーから信号が発せられレンズが自動にスライドします。
↓VストレッチOFF時
↓VストレッチON時
↓通常の16:9映像
↓シネスコ処理した映像
ここで疑問。
「シネマスコープサイズを導入するメリットとは?」
でしょう。
一言で言えば
「綺麗」
って事です(笑)
16:9のワイドスクリーンで映画をご覧なる時、上下に黒マスク部が映像として映ります。
この黒マスク部は映像全体の30%程度を占めています。って事はフルハイビジョンのプロジェクターで映画を見ているとすれば、映像の部分は720P相当の画素でしか表現されていません。
これは・・・「もったいない」
そこで上下の黒マスク部の映像信号をVストレッチ機能でパネル表示域外に追いやり、縦に引き伸ばされた映像をアナモーフィックレンズで横に伸ばしてシネスコサイズにしてるんです。
映し出される映像はフルハイビジョンの高画質映像♪
細部までがググっと見えてきます。
他のメリットもあります。
それは・・・
「短い距離で大画面ができる」
って事です♪
まずはスクリーンイメージサイズをご確認ください。
<HDタイプ(16:9)>
■ 80インチ 横:1771mm 縦: 996mm
■100インチ 横:2214mm 縦:1245mm
■120インチ 横:2657mm 縦:1494mm
■150インチ 横:3099mm 縦:1743mm
<シネスコタイプ(2.35:1)>
■ 80インチ 横:1870mm 縦: 795mm
■100インチ 横:2337mm 縦: 995mm
■120インチ 横:2805mm 縦:1193mm
■150インチ 横:3506mm 縦:1491mm
分かりやすくお話しするならば
100インチのシネスコだったら16:9スクリーンの高さ方向で約80インチ相当
120インチのシネスコだったら16:9スクリーンの高さ方向で約96インチ相当
130インチのシネスコだったら16:9スクリーンの高さ方向で約104インチ相当
140インチのシネスコだったら16:9スクリーンの高さ方向で約112インチ相当
150インチのシネスコだったら16:9スクリーンの高さ方向で約120インチ相当
となります。
例えると
「現在16:9ワイドサイズの100インチスクリーン」をご利用でしたら
「約130インチのシネマスコープサイズスクリーン」を同じプロジェクターの投射距離で楽しむことが可能で、シネスコサイズだから画面サイズが「横に約800mm、縦はほぼ同じ」サイズになります。
短焦点だからこそ輝度の確保もできます。(アナモーフィックレンズで少々減衰しますが、長焦点にするよりは明るいかと思います。
↓シネスコ画像時
↓VストレッチOFFでアナモーフィックレンズを外した時
「WOWWOW放送などの映画を楽しむとき」は、シネスコサイズで楽しむ裏技があります。
放送の映画は字幕がマスク部まで表示される為、Vストレッチ+アナモーフィックレンズでは字幕が切れてしまいます。
今回デモンストレーションに使用したJVC(VICTOR)製プロジェクター「DLA-HD950/DLA-HD550」であればメニューの「表示位置」で映像を上下左右に動かすことが出来ます。
この機能を使うと、映像の上部をカットすることになりますが下マスク部の字幕を表示させることができます。
このような内容をご案内させていただきました。
使用したBLU-RAYプレーヤーDENON「DENON DBP-4010UD」とAVアンプINTEGRA「DTR-70.1」の音と映像の素晴らしさも大好評でした!
福岡・天神のホームシアター専門店「EioN(えいおん)」
3月20日~22日まで開催した「シネマスコープスクリーン視聴会」
多数のご来場で注目度が高いんだと改めて実感しました。
特に初日はあまりの来場者数でお席に余裕がなく大変申し訳ございませんでした。
さっそくですがインプレを書きたいと思います。
まずはシネマスコープサイズのスクリーンとは?って所ですが、映画館で採用されている横長のスクリーンの事です。
ワイドテレビやスクリーンは16:9というアスペクトですが、映画館は更に横長な2.35:1というアスペクトで上映されています。
それを家庭に導入しよう!という視聴会でした。
シネマスコープサイズについてはウィキペディア(Wikipedia)の解説をご覧にいただければと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E9%9D%A2%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%AF%E3%83%88%E6%AF%94
北米ではホームシアターのトレンドとして脚光を浴びているシネスコサイズですが、字幕を多用する日本では実現には消極的な状況でした。
DVDメディアでの映画は字幕が映像外にはみ出ていた事もひとつの要因です。
しかし、BLU-RAYでは映像内に字幕が入ることが一般的になり(映画コンテンツの場合)、シネスコサイズが注目を浴びてきています。
必要な機器としてシネマスコープサイズのスクリーンも必要ですが、同時に「アナモーフィックレンズ」が必要となります。
メジャーな製品としてschneider(シュナイダー)製アナモーフィックレンズがありますが「カーブド(曲面)スクリーンが必要」「別途映像スケーラーが必要」「レンズの調整がシビア」など設置面と金額の面でもハードルが高い製品でした。
どういう仕組みかというと
■プロジェクターのレンズ前にアナモーフィックレンズを固定する。
■プロジェクターのトリガー端子と結線し、連動を可能にする。
※別途リモコン操作もできるので、必ずではありません。
■プロジェクター側でトリガー設定をし、「Vストレッチ」を「オン」にする。
すると・・・
上記画像左の画像を中央の画像のように垂直方向に伸ばし、アナモーフィックレンズによって右の写真のようにシネスコサイズへ投射します。
この時、「Vストレッチ」をオンにするとトリガーから信号が発せられレンズが自動にスライドします。
↓VストレッチOFF時
↓VストレッチON時
↓通常の16:9映像
↓シネスコ処理した映像
ここで疑問。
「シネマスコープサイズを導入するメリットとは?」
でしょう。
一言で言えば
「綺麗」
って事です(笑)
16:9のワイドスクリーンで映画をご覧なる時、上下に黒マスク部が映像として映ります。
この黒マスク部は映像全体の30%程度を占めています。って事はフルハイビジョンのプロジェクターで映画を見ているとすれば、映像の部分は720P相当の画素でしか表現されていません。
これは・・・「もったいない」
そこで上下の黒マスク部の映像信号をVストレッチ機能でパネル表示域外に追いやり、縦に引き伸ばされた映像をアナモーフィックレンズで横に伸ばしてシネスコサイズにしてるんです。
映し出される映像はフルハイビジョンの高画質映像♪
細部までがググっと見えてきます。
他のメリットもあります。
それは・・・
「短い距離で大画面ができる」
って事です♪
まずはスクリーンイメージサイズをご確認ください。
<HDタイプ(16:9)>
■ 80インチ 横:1771mm 縦: 996mm
■100インチ 横:2214mm 縦:1245mm
■120インチ 横:2657mm 縦:1494mm
■150インチ 横:3099mm 縦:1743mm
<シネスコタイプ(2.35:1)>
■ 80インチ 横:1870mm 縦: 795mm
■100インチ 横:2337mm 縦: 995mm
■120インチ 横:2805mm 縦:1193mm
■150インチ 横:3506mm 縦:1491mm
分かりやすくお話しするならば
100インチのシネスコだったら16:9スクリーンの高さ方向で約80インチ相当
120インチのシネスコだったら16:9スクリーンの高さ方向で約96インチ相当
130インチのシネスコだったら16:9スクリーンの高さ方向で約104インチ相当
140インチのシネスコだったら16:9スクリーンの高さ方向で約112インチ相当
150インチのシネスコだったら16:9スクリーンの高さ方向で約120インチ相当
となります。
例えると
「現在16:9ワイドサイズの100インチスクリーン」をご利用でしたら
「約130インチのシネマスコープサイズスクリーン」を同じプロジェクターの投射距離で楽しむことが可能で、シネスコサイズだから画面サイズが「横に約800mm、縦はほぼ同じ」サイズになります。
短焦点だからこそ輝度の確保もできます。(アナモーフィックレンズで少々減衰しますが、長焦点にするよりは明るいかと思います。
↓シネスコ画像時
↓VストレッチOFFでアナモーフィックレンズを外した時
「WOWWOW放送などの映画を楽しむとき」は、シネスコサイズで楽しむ裏技があります。
放送の映画は字幕がマスク部まで表示される為、Vストレッチ+アナモーフィックレンズでは字幕が切れてしまいます。
今回デモンストレーションに使用したJVC(VICTOR)製プロジェクター「DLA-HD950/DLA-HD550」であればメニューの「表示位置」で映像を上下左右に動かすことが出来ます。
この機能を使うと、映像の上部をカットすることになりますが下マスク部の字幕を表示させることができます。
このような内容をご案内させていただきました。
使用したBLU-RAYプレーヤーDENON「DENON DBP-4010UD」とAVアンプINTEGRA「DTR-70.1」の音と映像の素晴らしさも大好評でした!
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