DOLBYの基礎知識 第3回目 ドルビーデジタルプラスについて

ドルビーデジタルプラス

高精細エンターテインメント体験を完成させるサウンド
ドルビーデジタルプラスは、HDクオリティのデジタルTV放送や光ディスクメディア向けに開発された次世代音声技術で、HD映像エンタテインメントに求め
られるよりリッチで高音質なサラウンド音声を、限られたデータ帯域を使って提供可能な高い効率性と柔軟さを兼ね備えています。ドルビーデジタルプラスは、
DVDビデオや世界各国のデジタル放送の音声規格となっているドルビーデジタルの拡張・改良版であり、次世代の伝送フォーマットとなるべく設計されていま
すが、現行のドルビーデジタル対応A/Vレシーバーとも完全な互換性を保っています。ドルビーデジタルプラスがもたらす、さらなる高音質とさらなる多チャ
ンネル、そして高い柔軟性を、ぜひあなたの耳で体験してください。

機能
各チャンネルが完全に独立したマルチチャンネルサラウンドサウンド
最大7.1チャンネルのサラウンド音声トラックを伝送。さらに単一ビットストリームで複数のサラウンド音声トラックを伝送可能*
既存のドルビーデジタル搭載製品との再生互換用に、従来のドルビーデジタルビットストリームを出力可能
最大6 Mbpsのデータ転送レート**
インタラクティブミキシングおよびストリーミング機能をサポート
HDMI接続により、ケーブル１本でHDクオリティの映像と音声をデジタル伝送可能
.特徴

最大7.1チャンネルの高音質デジタル音声を伝送*
一つのビットストリームで複数音声や多言語音声に対応
映像と音声のクリエーターに、新たな表現力と自由度を提供
既存のドルビーデジタル搭載のホームシアターシステムとの互換性を確保
放送用途の低いデータ転送レート (5.1チャンネルオ音声で320 kbps以下)でも高音質を維持
HD DVD規格での必須音声方式、ブルーレイディスク規格でのオプション音声方式として採用
米国デジタル放送規格（ATSC）でのE-VSB（バックアップ送信モード）の音声方式として採用
欧州デジタル放送規格（DVB）での衛星・ケーブルテレビ向けのオプション音声規格として採用
.*ドルビーデジタルプラスは7.1チャンネル以上のチャンネル数をサポートしていますが、HD DVD およびブルーレイディスクの各規格では最大音声チャンネル数は7.1チャンネルに制限されています。

**HD DVD規格では最大3 Mbps、ブルーレイディスク規格では最大1.7 Mbpsに制限されています。



ドルビーデジタルプラス搭載製品の一例

ブルーレイディスクプレーヤー
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