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Night at the Sky Church [Blu-ray] HEART 3月8日発売です! [ファミリー]

HEARTのBlu-rayが明日発売されますよ!


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HEARTについて

(1)はじめに

ハートは美人姉妹アン&ナンシー・ウィルソン率いるハード・ロック・バンドであり、また75年のデビューから95年までは活動を20年間行い、それからは活動を停止していたが、今年の6月から活動を始めたいわいる「老舗バンド」でもある。
数々の名曲、名作を出しているが、日本での人気は今ひとつという感じがする(日本語サイトがないみたいだし)。いままで掲示板にハートについて書き込んでいたわけだが、管理人さんのすすめで今回アーチスト紹介の文章を作成することにした。上品でノーブルで華やかなバンド、ハートをもっといろいろな方に知ってほしいと思う。

(2)ハートの歴史

1) 71年~75年 結成~デビュー
 ハートの歴史は以外と古い。66年にロジャー・フィッシャー、スティーヴ・フォッスンが中心となって結成された、「ジ・アーミー」がハートの母体である。71年にアン・ウイルソンが加入し、ホーカス・ポーカスと名乗り、地味なライブサーキットをおこなう。72年ハートと改名し、ロジャーの兄のマイケルとアンが恋仲であったこともあり、活動の拠点をバンクーバーに移す。そして、レッド・ツェッペリンのカバーを主力にクラブ主体のライブサーキットを精力的におこなった努力が実り、マッシュルームレコードとの契約となる。75年「ドリーム・ボート・アニー」でレコードデビューを行う。
メンバーは
Ann Wilson アン・ウイルソン(vo)
Nancy Wilson ナンシー・ウイルソン(g/vo)
Roger Fisher  ロジャー・フィッシャー(g)
Steve Fossen スティーヴ・フォッスン(b)
Howard Leese  ハワード・リーズ(g/key)(デビュー直後に正式メンバーになる)
Michael DeRosier  マイク・ディロジェ(dr) (デビュー直後に正式メンバーになる)

2)75年~79年 デビュー~第一期黄金時代
 「ドリーム・ボート・アニー」がチャートの7位を記録するなど、順調な売れ行きをみせた。76年に2nd.の「マガジン」のレコーディングに取り掛かったが、マッシュルームレコードの運営方針に疑問を持ち、作業半ばで契約を破棄、ポートレートへ移籍する。そこでも「リトル・クイーン」のアルバムヒット(9位)と「バラクーダー」のシングルヒット(11位)で第一期黄金時代を築く。
このころは音楽的にはレッド・ツェッペリンの影響が色濃く感じられるハードロックやアコースティックサウンドがメインであった。また、メルヘンチックで叙情的なハート独自の世界を感じさせる曲も多い。
まさに、ウイルソン姉妹は森と湖の妖精といった感じであろうか。いまだ、このころのハートが一番よいと言う人もかなりいる。また、当時はロジャーが音楽やアルバムのコンセプトを考えていた。しかし「ドッグ・アンド・バタフライ」の発表後、79年にロジャーが脱退してしまう。それをきっかけとして80年代前半の低迷期となってしまうのである。

3)80年~84年 低迷時代
 ロジャー・フィッシャーが脱退し、人気も下降の一途をたどり、アルバムセールスも今ひとつとなった。また、ハートとしての音楽コセンプト、方向性にも迷いが感じられ、ハートとしてのオリジナリティが作品にでていないのである。
また、82年のアルバム「プライベート・オーディション」のレコーディング後に、スティーヴ・フォッスン、マイク・ディロジェが脱退し、ハートは苦境にたたされた。その後ベースのMark Andes マーク・アンデス(元ファイヤー・フォール)、ドラマーのDenny Carmassi デニー・カーマッシ(元モントローズ)というベテランのミュージシャンが加入し、83年「パッション・ワークス」を発表するが、これも残念ながら不発となる。

4)85年~90年 第二期黄金時代
 そこで、ハートは奮起するため、かなりの構造改革をおこなった。まず、レコード会社をキャピトルに変えて、またプロデューサーに当時売れっ子のロン・ネヴィソンを起用して、今までの自作自演にこだわる方針から外部の売れっ子ライターが作曲した曲をメインに取り上げ、サウンドをよりポップでメロディアスにした。
85年、セルフ・タイトル「ハート」(初の第1位)を発表し、シングルも「ホワット・アバウト・ラブ」(10位)、「ネバー」(4位)でロックシーンの表舞台に復帰した。このハートの復活は感動的ですらある。
出すシングルはすべてヒットチャートに入り(特に名バラード「ジーズ・ドリーム」「アローン」はいずれも全米1位)、3枚のアルバムも連続全米3位以内という快挙を成し遂げた。当時MTVが大流行していて、ウィルソン姉妹の美貌がレコードセールスに好影響を与えたのはいうまでもない。
またライブ・ツアーは大がかりでアリーナクラスの会場を中心にまわったため、「アリーナ・バンド」としての評価が固まり、ビッグネームの仲間入りをはたした。
普通、ハートの全盛期というのはこの時期をさす。
メンバーは
Ann Wilson アン・ウイルソン(vo)
Nancy Wilson ナンシー・ウイルソン(g/vo)
Howard Leese ハワード・リーズ(g/key)
Mark Andes マーク・アンデス(b)
Denny Carmassi デニー・カーマッシ(dr)

5)91年~95年 ハートの原点への復帰
 91年に入ると、当時のグランジ/オルタナブームのあおりを受け、人気が下降してきた。それとともに、ハート自身もヒットを狙わず、ハートの原点であるアコースティックサウンドをメインに行うようになっていった。また、ライブ会場も「アリーナ・クラス」でなく「クラブ・クラス」がメインとなった。
 さらにこの時期、メンバーのハート以外での活動も目立ち始めた。ウイルソン姉妹は「ラブモンガーズ」という別プロジェクトを発足させ、デニーは有名プロジェクト「カヴァーデイル/ペイジ」に参加する。そのような状態を反映してか93年の現時点の最終スタジオアルバム「デザイヤー・ウォークス・オン」は不発(米48位)となった。
また、メンバーの脱退も相次いだ。92年にマークが脱退。94年にデニーが脱退し、ホワイトスネイクに加入している。95年にアンプラグド・ライブ・アルバム「ザ・ロード・ホーム」発表後、ハートとしての活動を休止した。
 
6)96年~01年 活動休止期
 この時期はハートとしての活動を休止している。ウイルソン姉妹は「ラブモンガーズ」の活動をメインに、並行してソロ活動を行う。アンは舞台での活動をメインに最近ではビートルズのトリビュートバンド「アビーロード」(このメンツがまたすごい)に参加し、来日公演もおこなっている。ナンシーはソロ・アルバムを発表し、夫であるキャメロン・クロウが映画監督をつとめる映画の音楽の作詞、作曲も担当している。ハワードはハートとしての仕事がないのでスタジオ・ミュージシャンをやっているようだ。

7)02年6月 ハート再始動
 02年6月ハートとしての活動を再開した。6月から8月のサマーツアーをはじめ、現在はシアトルで新作のレコーディング中である。発表は来年の春ごろらしい。ハートの完全復活を期待するところだ。



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